クラブツーリズム株式会社様

休職者の“意識改革”の場となることを期待
休職者の“意識改革”の場となることを期待

当初は人事部からの情報発信の場として、エアリーダイバーシティを活用していたクラブツーリズム株式会社。今では、職場復帰前の意識改革の場として期待しているといいます。人事部課長 田村新吾様と人事部リーダー鶴園舞子様のお二人に、導入背景や運用ビジョンについて伺いました。

クラブツーリズム株式会社様

事業内容:旅を通して「出会い」「感動」「学び」「健康」「やすらぎ」の種をまき、はつらつたるよろこびに満ちた社会を花開かせていく。それがクラブツーリズムのミッションです。
従業員数:2,169名(2018年4月1日現在)
URL:https://www.club-tourism.co.jp/

TOPICS

・キャリアと子育ての両立支援に向けて、管理職の体験談などを広く紹介できた
・様々なパターンの悩みにフィットする情報に出会える場を作り始めることができた
・「エアリーフレッシャーズ」の利用実績があり、利便性を評価していたので導入もスムーズだった
・育休者への情報提供が月1回の郵送や個別メールだけでは不十分と感じていたため導入に至った

情報発信の手段として導入
社会や会社から取り残されたような感覚が払拭できる。

はじめにエアリーダイバーシティを使用するに至った背景からお聞かせください。

2004年、近畿日本ツーリストから独立した際に、育児休暇などの制度もそのまま引き継いで導入したのですが、ある職歴に達するまでは添乗業務が必須条件となっていたため、出産を機に退職してしまう女性が多かったのは確かです。ところが、全社員の6割が女性でしたし、時代が進むにつれ、出産後に復職して頑張る女性がロールモデルに。徐々に産休・育休を取得する社員が増えていきました。

休職者の増加に伴って、様々な相談事や悩み事が人事部門に寄せられるようになり、それに応える有効な手段の必要性を感じていました。そんなとき、ちょうどこれから産休に入るという人事担当者がEDGEさんのエアリーダイバーシティの存在を知り、社内プレゼンを経て、導入するという運びとなったのです。

エアリーダイバーシティをご評価いただいたポイントは何だったのでしょうか。

私たちが求めていたのは、休職中の女性社員に対する情報発信の手段でした。社内のイントラネットは、自宅からではアクセスできませんし、彼女たちとしても、例えば人事異動や組織改編、評価制度の変更などの情報は、復職後のキャリアにも影響を及ぼすということで、気になるところではありました。その要望に応え、当初は人事部で手紙を書いて、給与明細と共に郵送していたのですが、人数が増えるにつれ、メンバーの把握も困難に。必要な情報の取捨選択も難しく、執筆や封入作業の負担も大きくなっていきました。エアリーダイバーシティの機能と、休職中の社員にもイントラネット同様の情報をタイムリーに、かつ手軽に伝えたいというニーズが合致したのです。

エアリーダイバーシティの運用状況をお聞かせください。

イントラネット上に配信された情報をすべて反映し、それに加えて各自がダウンロードできる、住所変更など各種届出に必要な提出書類のフォームを用意しました。さらに、定期的に人事担当者が日記を書きこんだり、アンケートや告知が必要な際に利用したりしています。現在は、産休・育休中の女性社員と私たち人事担当者以外に、他社へ出向するなど、イントラネット環境から外れている社員にもオープンにし、総勢50名以上が利用しています。

休職期間に入る前に、人事担当者が面談を行うのですが、その際に最低1週間に1回はエアリーダイバーシティを閲覧し、会社の情報を入手するよう指導。そのため、多くのメンバーが定期的にアクセスしています。最近は、休職者同士のコミュニケーションが図れる機能も追加導入したのですが、まだまだ活性化しているとは言い難く、その運用方法については今後の課題となっています。

休職者の“意識改革”の場となることを期待
休職期間をキャリアアップの準備期間へ
気づきの場を提供することで、意識の高い女性社員をサポートしたい。

エアリーダイバーシティを導入し、どのような効果を実感されているでしょうか。

休職者に対する情報発信の場を用意したいという、当初の目的は達成できたと感じていますし、実際に書類のやり取りや手続きもスムーズになっています。また利用者からも「育休中であっても、会社のことが把握できる」などの声が上がっており、彼女たちに安心感を提供できていると実感しているところです。

また、データ入力など、自宅でも対応できる簡単な仕事が発生した際には、一斉通知で募集すれば、すぐに反応が返ってきます。在宅ワークを行うと、彼女たちの意識の中で、休職中であっても、自分が仕事をしている感覚を取り戻すことができて、社会や会社から取り残されたような感覚が払拭できるという声も届いています。

今後は、このエアリーダイバーシティをどのように活用していきたいとお考えですか

元々は、100人規模となった産休復職者に、会社の戦力として活躍してもらいたいという思いから、このエアリーダイバーシティ利用を含む、様々な施策を打ってきたという背景があります。したがって、今後は単なる情報発信の場から、休職者の意識改革の場へと進化させていきたいと考えます。例えば、旅行業に関する資格の中には、更新手続きが必要なものもあるし、それは休職中であっても対応しなくてはなりません。また、休職期間を絶好の勉強の機会と捉え、今後のキャリアアップに有効な資格試験の勉強時間に当てることもできます。

さらに復帰前には、レポート提出をお願いしています。これらの休職中にやるべきタスクを管理し、対象者にアラームで知らせることや、弊社で用意するeラーニングとの連係も考えています。もちろん、強制するのではなく、気づきの場を提供することで、意識の高い女性社員をサポートしていきたいのです。

エアリーダイバーシティを長くご愛顧頂いている御社ですが、私どもEDGEの対応はどのようにご評価いただいておりますでしょうか。

新しい機能が追加されたり、仕様が変更になったり、常に利用者の立場になってユーザビリティーを進化、改革しているというイメージがあります。そのたびに、わかりやすくご説明をいただき、こちらの疑問点に対してもスピーディにご回答をいただいています。現時点においては、まだまだ弊社もエアリーダイバーシティを使いこなせてはいませんが、EDGEさんのアドバイスをいただきながら、より良いサイトにしていきたいと思っています。

今、考えているのは、掲載コンテンツの充実を図り、利用者が毎日アクセスしたくなるようなポータルサイトへと進化させること。EDGEさんには今後、コンテンツ作りに関する相談も含め、対応していただければと願っています。

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