株式会社ベネッセコーポレーション様

“情報共有”の場から“自己を高める場”へと
“情報共有”の場から“自己を高める場”へと

“会社の今”を伝える情報ツールとして、エアリーダイバーシティを活用しているベネッセコーポレーション様。温めているアイデアをカタチにしたいという人財部 人事企画課 相談デスクの松田 恵利 様に、今後の活用法について伺いました。

株式会社ベネッセコーポレーション様

事業内容:ベネッセは、教育・語学・介護のリーディングカンパニーです。●進研ゼミ会員が国内に245万人、海外に135万人。●世界70以上の国と地域に500以上の英語教室を有するベルリッツ。●国内最大292拠点展開の高齢者向け生活ホーム。 「人は、一生育つ。」をスローガンに、子どもの成長を支え、グローバル教育をリードし、お客様にとってのよく生きるを支援していきます。
従業員数:2263名(単体:2017年3月期)
URL:https://www.benesse.co.jp/benesseinfo/

TOPICS

・休職中にはアクセスができない社内イントラに変わる情報発信の場をつくりたかった
・復帰後のキャリアについて真剣に考える上で、選択・判断していくための情報提供の必要性が高い
・休職中に職場で意見が交わせない状態から生まれる不安を解消
・身近な場所で育児生活に寄り添いながら、自己を磨く場として、そして情報を共有する場にしたい
・メディア記事:ITmediaエンタープライズ「ベネッセ社員が産休から復帰しても“浦島太郎”にならないワケ」

キャリアに関わる情報を共有することで
産休に入っている社員の不安が解消できる。

はじめにエアリーダイバーシティの運用状況からお聞かせください。

現在、弊社では年間100名程度の女性社員が産休に入り、同じく100名ほどが職場に復帰している中、常時130名前後のメンバーがエアリーダイバーシティに登録。そのほとんどが、最低でも週に一度はアクセスしている状況にあります。基本的には、会社サイドから情報を発信する場として活用しています。

産休・育休に入る前には、社内のイントラネットで社内トピックを共有していましたが、当然、休職中にはアクセスができないため、どうしても“取り残されてしまった”ような感覚を持ってしまいがちです。特に、最近は経営陣も変わり、会社の動きが早くなっているので、自分が復帰する時には、“いったい会社がどうなっているのか?”と不安になっている社員もいます。そこで私たちが、イントラネットで発表された情報をすぐに、エアリーダイバーシティにアップロード。その後、個別の問い合わせに応えています。

産休に入られた方は、どのような情報を求めていらっしゃるのでしょうか。

やはり、自分の復帰後のキャリアに関わる情報に対し、とても敏感になっています。例えば、組織の変更や役職者の異動、時には組織の統廃合もあるので、そのような情報は素早くエアリーダイバーシティ上で公開していきます。弊社では、自らが手を挙げて、今後の配属先を選んでいける制度があるのですが、休職中の本人たちに関係のないタイミングであっても、今、どの職場が人を欲しがっているのかなど、今後のキャリアを考えるうえで必要な情報を求める傾向があります。

また、社内にいれば、同僚同士で「こんなことが書いてあったね。どう思う?」などと意見を交わすこともできますが、休職中となればそういうわけにもいきません。ただでさえ、一人でお子さんと向き合いながら家にいるわけですから、エアリーダイバーシティ上で情報を共有することで、そういった不安を解消できる。エアリーダイバーシティは休職者にとって、大変頼りになる存在になっています。

キャリアに関わる情報を提供されている理由についてお聞かせください。

元々、女性が中心の職場ではありましたが、以前は、出産を機に退職する人も数多くいました。法律が整備され、職場復帰をする人も徐々に増えてきましたが、当初は時短という概念がなく、何とか時間をやりくりしながら働き続けていたものです。現在、40代以上で弊社に残り、活躍している社員のほとんどがそのような時代を乗り越えてきたのです。

今では、弊社でも当然、ワーキングマザーにとって便利な制度も導入されていますが、一時期は一部の方の権利意識が高くなってしまった時期もありました。そのような状況では、会社にとってはもちろん、本人がキャリアを形成する上でも不利になるということを発信し続け、その甲斐あってか、今ではかなりの社員が復帰後のキャリアについて真剣に考えるようになったのです。したがって私たちは、例え休職中であっても、どのように自らのキャリアを構築していくか、自分で選択・判断していくための材料を、漏れなく提供する使命があると感じているのです。

“情報共有”の場から“自己を高める場”へと
ワーキングマザーの活躍は必須条件

女性社員の方々のキャリアに対する意識が高いのですね。

弊社は教育事業を展開する会社なので、新卒社員の多くが、教育や人の意欲向上に関わりたいと考えており、それがゆえに、自らを育てよう、高めようという意識を持っているのだと思います。そのような姿勢が社内の文化として浸透しているため、例え休職中であっても自らを高める意欲が薄れることがないのだと思っています。私たちは、さらにこの休職期間を、自己を高める絶好の機会であると捉え、エアリーダイバーシティを活用しながら、資格取得や英語習得の場として、あるいは育休中でも参加できる講座や講習についても情報共有できるような場へと進化させていこうと考えているところです。

もちろん、育児をしっかり楽しんだうえで、ちょっとした時間を使うのにもSNSは最適です。現在会社内のワーキングマザーの比率が高まっており、時短勤務を活用している社員が全社員の7%を占めています。今後はより少数精鋭の組織にしていくという社長発信の方針もあり、ワーキングマザーに会社に残って活躍していただくことが必須となっていくはずです。休職期間を有効に使うことは、会社にとっても、本人にとっても重要なことです。意欲が高い社員が多いので、機会さえ用意すれば、しっかりと力を付ける人がいるのではと期待しています。

エアリーダイバーシティを長くご愛顧頂いている御社ですが、私どもEDGEの対応はどのようにご評価いただいておりますでしょうか。

育休担当となってから、まだ1年も経過していないので、私自身まだまだエアリーダイバーシティを活用しきれていない部分はあるかと思います。先日も、EDGEさんにある機能についてお問い合わせさせていただいたところ、営業のご担当者が外出されていたにも関わらず、電話に出られた方が懇切丁寧にご説明くださって大変助かりました。機能について一通り理解した段階で、さらに活用法についてもアドバイスをいただければと思っています。私たちがこうしたいと思った時に、では、この機能をこのように使ってみては?と対話の中で具現化できればと考えています。

今後、ワーキングマザーが活躍することで、世の中はどのように変わっていくと思いますか。
また、その中でエアリーダイバーシティはどういった役割を担っていけると考えますか。

効率化、利益追求を最優先とする企業論理からすれば、女性が産休を取得することはマイナスになると捉える企業も、まだまだ世の中には多く存在しているかと思います。確かに、戦力ダウンにはなりますが、それ以上の見返りもあると思っていて、まず子供が増えることで消費者が増え、産業全体が広がっていきます。生みやすくして、甘える人を増やすのでなく、生みやすくして、帰ってきた人が活躍できるような環境を作ることが重要になると思うのです。

子育て期間中に自らを高められると同時に、普段の仕事では得られない消費者目線を持つことで、復帰後に活躍できる力がつけることができます。そのような観点からすると、このエアリーダイバーシティは、身近な場所で育児生活に寄り添いながら、自己を磨く場として、そして情報を共有する場として、様々な可能性を秘めていると感じているのです。

“情報共有”の場から“自己を高める場”へと
ITmediaエンタープライズにてベネッセコーポレーション様での
取り組み、ユーザー様の声が取材されたました。

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